【イベントレポート】…

2023年12月12日に京都府人権擁護委員連合会男女共同参画委員会の方々に向けて、ジェンダー研修の講師をさせていただきました!京都府内における人権擁護委員の方々へは今回が2回目の講演となりますが、今回は「ジェンダーの基礎知識を知り、自分のバイアスを感じる」というテーマで研修を行いました。

  • テーマ:ジェンダーの基礎知識を知り、自分のバイアスを感じる
  • 主な内容(抜粋):
    1. ジェンダーに関する基礎知識
    2. 自分のアンコンシャスバイアスを知る
    3. 日本の現状クイズ
    4. グループディスカッション/振り返り
  • 日時:2023年12月12日(火)10:00-12:00(120分)
  • 実施方法:講師のみオンライン
  • 対象:京都府人権擁護委員連合会男女共同参画委員会委員

人権擁護委員協議会とは

人権擁護委員は法務大臣から委嘱された民間のボランティアで、全国の各市町村に約14,000人が配置されており、京都府では令和6年1月1日現在、270人の委員が「京都府人権擁護委員連合会」を組織して活動を行っています。

人権擁護委員は、さまざまな分野の経歴などを活かし、日常生活のなかで発生する人権問題について、法務局と連携して、地域の皆さんからの人権相談を受け、問題解決のお手伝いをしたり、人権侵害の被害者を救済したり、地域の皆さんに人権について関心を持ってもらえるような人権啓発活動を行っています。(相談・調査救済・啓発)

【法務省:人権擁護委員】

https://www.moj.go.jp/JINKEN/index_yougoiin-a.html

【法務省:人権相談】

https://www.moj.go.jp/JINKEN/index_soudan.html

電話は最寄りの法務局にかかり、人権擁護委員または法務局職員が対応します。

登壇者

室田 美鈴(むろた みすず)

【関心のあるテーマ】企業内に残るジェンダー格差の解消、企業や組織文化の改革

【活動歴】大企業での就労経験や夫の海外勤務への帯同を機に企業内に残る性別役割分担意識に違和感を持ち、2021年2月に参画。以降、企業向け事業の立ち上げや男性育休取得推進に向けた企画を実施中。

研修概要

研修は主に3つのパートに分けて行いました。

1. ジェンダーに関する基礎知識

今回はジェンダーついて初めて学ぶ方に向けて用語説明を行いました。

  • セックス(SEX)
  • ジェンダー(Gender)
  • ジェンダーバイアス
  • ジェンダーロール
  • ジェンダーギャップ
  • ジェンダーギャップ指数

2. 自分のアンコンシャスバイアスを知る

次のセッションでは「自分のアンコンシャスバイアスを知る」と題して、性別役割分担意識を測る簡単なチェックを行いました。

こちらのチェックはインターネットで誰でも実施できるバイアスチェック(IATテスト)をアレンジして作成をしました。 実際にチェックを行う中で、回答が分かれてしまったり、考えすぎて手を挙げられなかったり、とご自身の性別役割分担に関するバイアスを肌で感じていただくことができました。

3. 日本の現状クイズ

今回も日本の現状を伝えるべく、ジェンダーバイアス/ギャップを題材としたクイズを4問出題しました。

4. グループディスカッション/振り返り

これまでの説明やバイアスチェックなどを踏まえて、各グループで感じたことなどを共有いただきました。どのグループも時間いっぱいまで白熱した議論をしてくださっていました。 最後に各グループで話したことを全体にシェアいただきました。ご自身の家族のお話といった実際の経験談を共有いただき、ジェンダーやアンコンシャスバイアスに関する意識をより身近に感じていただけたと感じました。

最後に

質疑応答の中で「実際にどんなことに気をつけたら良いか」というご質問をいただきました。確かに昨今では相手を慮り過ぎて、うまく話せないといった悩みを持たれる方も多いと感じます。

まずは本日説明したアンコンシャスバイアスの存在を認識し日常生活の中で意識した上で、「相手としっかり対話をすること」が重要であることをお伝えしました。相手と対話をするためには、相手の考えや価値観をそのまま受け止め、話しやすい環境を醸成することも重要であることも合わせて説明しました。 2時間という長時間にもかかわらず、終始積極的にご質問やお意見をいただくことができ、とても充実した時間を過ごすことができました。

また事後アンケート※注1では

  • 他の委員との話し合いがあったことで、いろんな意見や考えを聞くことができて良かった
  • 立場のある人間のアンコンシャスバイアスは放置すると意図せず人を傷付けてしまう事、部下や子供、周囲の人の可能性を狭めてしまう事を知った
  • 相談相手の話を相手の価値観で聞き、相手の悩みを共有したいと思った

といったコメントをいただき、研修を通じて自分事としてジェンダー課題を感じていただくことができたと感じました。

ぜひ京都府内での今後の皆様の活動に活かしていただけると嬉しいと感じました。改めてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

※注1:上述の事後アンケート結果は抜粋/一部改訂して掲載しています。

ジェンダーイコールと一緒に、社内研修を実施しませんか?

こちらよりお問い合わせをお待ちしております

【イベントレポート】…

2023年12月9日に神奈川自治労連/婦人部開催の「ジェンダー平等しゃべり場」の中で自治労連のメンバーに向けて「ジェンダーの基礎的な知識に関する研修」を実施しました。

実施概要

  • 研修名:ジェンダーの基礎知識を知り、自分事として課題意識を持つ
  • 主な内容(抜粋):
    • ジェンダーに関する基礎知識
    • アンコンシャスバイアスを感じる
    • 日本の現状クイズ
  • 日時:2023年12月9日(月)14:00-15:00(60分)
  • 実施方法:オフライン
  • 対象:神奈川自治労連メンバー(12名)

研修講師

室田美鈴(むろた みすず)

【関心のあるテーマ】

企業内に残るジェンダー格差の解消、企業や組織文化の改革

【活動歴】

大企業での就労経験や夫の海外勤務への帯同を機に企業内に残る性別役割分担意識に違和感を持ち、2021年2月に参画。以降、企業向け事業の立ち上げや男性育休取得推進に向けた企画を実施中。

研修概要

1. ジェンダーに関する基礎知識

今回はジェンダーについて初めて学ぶ方に向けて用語説明を行いました。

  • セックス(SEX)
  • ジェンダー(Gender)
  • ジェンダーバイアス
  • ジェンダーロール
  • ジェンダーギャップ

2. アンコンシャスバイアスを感じる

次のセッションでは「アンコンシャスバイアスを感じる」と題して、参加された方や登壇者の経験に基づいて自分自身のアンコンシャスバイアスを感じていただきました。 実際に簡単なチェックを行う中でバイアスを克服することの難しさも合わせて体験いただきました。

3. 日本の現状クイズ

加えて日本の現状を伝えるべく、ジェンダーバイアス/ギャップを題材としたクイズを3問出題しました。

4. 最後に

参加された皆さんがとても真剣にお話を聞き、リアクションをしてもらえたことが印象的でした。研修の後は「しゃべり場」として自治労連の方々に主導いただき、2つのグループに分かれて、日頃感じているもやもややジェンダーバイアスなどについてカジュアルにお話しいただきました。参加者の皆さんから日常生活の中で感じている、ジェンダーに関するさまざまな経験をお話しいただき、環境は少しずつ改善はしているものの、まだまだ変わる余地が多くあることを改めて実感する機会となりました。

参加者の声

また事後アンケート※注1 では、

  • 知っているつもりでちゃんと理解できていなかったこともあり、整理できた
  • 改めて意識する機会になった
  • 自分のバイアスに気付き、誰もが違う背景を持っており、それぞれを尊重したコミュニケーションを取りたい

といったコメントをいただき、研修を通じてジェンダー課題を身近に感じていただくことができたと感じました。

ぜひ神奈川県の各自治体にもこういった考え方を持った方が少しでも増えるといいなと感じました。改めてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

※注1:上述の事後アンケート結果は抜粋/一部改訂して掲載しています

私たちはこれからも企業や団体の大小問わず、ジェンダーに関する周知/啓蒙活動を行っていきますのでご興味がある方はぜひ当団体にご連絡ください!

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【企業研修レポート】…

2023年5月1日と8月2日の2回にわたり、首都圏に129店舗の美容室を展開されている株式会社アッシュ様の店長会議にて店長研修を実施しました。

本研修では、本社担当者への現状課題のヒアリングを重ねた上で、自分自身の無意識の思考や行動パターン(=マインドセット)を客観的に認知することで「人間力を鍛える」ことをゴールに設定しました。

ジェンダーの研修ではなくイレギュラーな案件ですが、NLPプロフェッショナルコーチの資格をもつ当団体の代表理事 田渕恵梨子が得意とする分野であることから、研修講師を務めさせていただきました。

実施概要

第1回

研修名自分と向き合う
– 自分の特徴を知り客観的に自分の行動を見つめる-
日時2023年5月1日(月)11:00-12:30(90分)
実施方法対面(横浜市技能文化会館にて実施)
対象美容室アッシュグループの店長約100名

第2回

研修名コミュニケーションの本質を学ぶ
– コミュニケーションの本質を理解し、良質な人間関係を構築できるスキルを身につける-
日時2023年8月2日(水)11:00-12:30(90分)
実施方法対面(横浜関内ホールにて実施)
対象美容室アッシュグループの店長約100名

株式会社アッシュについて

会社概要

会社名:株式会社アッシュ

企業概要:「高級ヘアサロンの技術をリーズナブルに。」をテーマに、首都圏に129店舗を展開するヘアメイクサロングループ。

公式サイト:https://ash-hair.com/

研修講師

田渕 恵梨子(Eriko Tabuchi)
NPO法人ジェンダーイコール代表理事 / 株式会社ワークラボ 代表取締役
NLPプロフェッショナルコーチ / 宅地建物取引士 / ウェブ解析士 / Webディレクター / システムエンジニア

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共にNPO法人ジェンダーイコールを設立。

研修アジェンダ

1回目テーマ「自分と向き合う」
– 自分の特徴を知り客観的に自分の行動を見つめる –

Step1.自分の内面にいる「機械的な反応」を見つける

  • 「機械的な反応」とは?
  • ワーク①ケーススタディで自分の内面の反応を客観的に見てみよう
  • ワーク②隣の人との実践ワーク

Step2.事実と解釈の違いを理解する

  • ケーススタディの紹介
  • 事実と解釈を混同させない話し方のテクニック

次回に向けて

  • 人との信頼関係を深めるテクニック
  • 宿題の説明

2回目

Step1.コミュニケーションの基本を知ろう!

  • 良質なコミュニケーションを目指すための「3つ」の大前提
    ①相手に関心をもつ/②相手の気持ちを想像する/③相手と一体感を作る
  • 無知の知とは?
  • 同感と共感の違いとは?
  • 同感と共感の比較ワーク

Step2.「聴く(傾聴)」を学ぼう!

  • 傾聴3つのテクニック
    ①アイコンタクト/②うなずき/③あいづち
  • 傾聴の比較ワーク

Step3.「聴く(傾聴)」のプロフェッショナルになろう!

  • ラポール3つのテクニック
    ①ミラーリング /②マッチング/③バックトラッキング
  • ラポール実践ワーク

最後に・・・

  • 美容室トリビア

参加者の声

  • 自分を振り返るいい機会になりました。
  • 自分が普段思っている事をどういう言い回しで伝えてるかを確認できた。
  • 人とコミニュケーションとるのが苦手なので利用したい。スタッフやお客様への向き合い方の勉強にとてもなりました しっかり振り返り実践します。

    ほか、たくさんのコメントをいただきました。

改めまして、この度はアッシュ様に素晴らしい機会をいただけたことに感謝いたします。
今回の研修が、アッシュ様の今後のご発展に少しでも貢献できていることを願います。


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【企業研修レポート】…

2022年3月3日、当団体へさまざまなご支援をいただいているルルレモンアスレティカJP合同会社様向けに社内研修を実施しました。本研修は国際女性デーでの社内企画前に社内のジェンダーに関する知見を深めたいという目的で行いました。今回は実際の研修概要について、イベントレポート形式でお届けします。

実施概要

  • 研修名:日本の「ジェンダー」について学ぼう
  • 日時:2022年3月3日(月)9:00-10:00(60分)
  • 実施方法:オンライン
  • 対象:社内有志(30名)※実施後、全社員向けに講義内容を配信

ルルレモンアスレティカJP合同会社

Mission

To elevate the world by unleashing the full potential within every one of us.

会社概要

会社名:ルルレモンアスレティカJP合同会社

企業概要:1998年にアメリカで創業したスポーツ衣料の小売業者。現在の本部はカナダバンクーバー。日本法人は2013年設立。HP:https://www.lululemon.co.jp/ja-jp/home

研修講師

田渕 恵梨子/代表理事

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共に当法人を設立した。

目的

  • 国際女性デーの企画であるインフォグラフィックカードの配布に向けて、事前知識として社員にジェンダーに関する基礎知識を学んでもらう
  • ジェンダーバイアスに気がつくきっかけを提供する

研修アジェンダ

1. 「ジェンダー」に関する基礎知識を学ぼう

まずはジェンダーに関する基礎知識を学んでもらうために、ジェンダーに関する基礎知識について簡単に説明を行いました。

  • ジェンダー用語
    • セックス
    • ジェンダー
    • ジェンダーバイアス
  • ジェンダー格差とは
  • なぜジェンダーギャップが起きるのか
  • ジェンダーイコールが考える「ジェンダー平等」とは

2. ディスカッションタイム

講師からの説明を受けて、参加者の皆さんにはブレイクアウトルームに分かれて以下のことをシェアしていただきました。

  • 知らなかったこと/印象的だったこと
  • 今日の学びをどう活かしていきたいか
    • 国際女性デーの企画中に各店舗でどんな声がけをしていきたいか
    • 今日学んだことを周囲にどう伝えたいか

3. シェアタイム

ディスカッションタイムを受けて、各グループで話したことを全体にシェアしていただきました。実際に店舗に来られるお客様にどのような姿勢で声がけをしていくべきか真剣にお話しされている姿が印象的でした。

各グループから積極的に意見や経験をシェアいただくことができ、Lululemon様の明るくオープンな雰囲気を感じることができました。

4. 終わりに

最後にLululemon様の事務局の方から国際女性デーで実施する企画内容をご説明いただきました。

最後に世界にあるLululemonの中でLululemon Japanはジェンダー平等/啓蒙において先導を切って進めていきたいという力強い思いも伺うことができました。

参加者の声

  • 女性が育休取得や育児で休みを取ることに対して申し訳ないと思っているということ自体を知らなかった。今回の研修でまずは周囲の感情に気づくことが大切だと知った
  • 年上の人たちがネガティブなことを発信するだけではなくて、若い人の活力となる前向きなこともシェアしていくことも大切だと思った。後輩やこれからの若い人に向けて、自分は大丈夫だからあなたもできるよというようなロールモデルを示してあげたいと思った

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【企業研修レポート】…

2023年3月6日(月)、ジェンダーイコールは株式会社スープストックトーキョー様の社内研修「【よのな科】ジェンダーについて考える時間」を実施いたしました。
今回は実際の研修概要について、イベントレポート形式でお届けします。

実施概要

  • 研修名:【よのな科】ジェンダーについて考える時間
  • 日時:2023年3月6日(月)15:00-16:30(90分)
  • 実施方法:オンライン
  • 対象:全社(280名+店舗含む)

株式会社スープストックトーキョー

理念 

  • 世の中の体温をあげる

会社概要

  • 会社名:株式会社スープストックトーキョー
  • 代表取締役社長:松尾 真継
  • 従業員数:1,470名(2022年3月現在)
  • 企業概要:株式会社スープストックトーキョーは「世の中の体温をあげる」を企業理念に掲げ、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」を始め、さまざまな食の事業を展開しています。
  • HP:https://www.soup-stock-tokyo.co.jp/

研修講師

田渕 恵梨子 / 代表理事

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共に当法人を設立した。

目的

  1. 「ジェンダー」の本質を理解すること
  2. ジェンダー課題を知り、気づくこと
  3. ジェンダー平等社会がもたらす世界観をイメージできるようになること

研修アジェンダ

知ろう!学ぼう「ジェンダー」

スープストックトーキョー様とジェンダーイコールで話し合いを重ねて、参加者のより共感を得るトピックで問いかけを行いました。

知ろう!学ぼう「ジェンダーバイアス」

ジェンダーバイアスとは、性別での決めつけや偏見を指す言葉です。ジェンダーバイアスがどこから来ているのかを解説し、自分の中にあるバイアスに気づくための「ジェンダーバイアスチェック」を実施しました。

女性らしい、男性らしいってなんだろう?

男らしい、女らしいとは一体なんでしょうか?その意識の変遷や、実際にあった炎上した事例などを取り上げて解説しました。

知ろう!学ぼう「ジェンダーギャップ」

ジェンダーギャップとは、男女格差を表す用語です。世界経済フォーラム(WEF)が発表している「ジェンダーギャップ指数」のご説明や具体的な数値について共有しました。

参加者の声

  • 大変わかりやすく、ジェンダーについて考える良いきっかけになりました。ありがとうございました。
  • 今日改めて自分のジェンダーバイアスに気づく部分もたくさんあったので本当に勉強になりました。明日からますますジェンダーについての理解を深めるため情報を収集します。
  • 相手の主張に身構えてしまっても、一旦立ち止まって背景を考える余裕を持ちたいと思いました。


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【企業研修レポート】…

2023年2月21日(火)、2022年11月よりプロボノ活動として当団体をご支援いただいた株式会社Dirbato様の最後の活動として自社内研修の実施をご支援しました。

当日のメインスピーカーはプロボノメンバーが主導し、私たちはオブザーバーという形で参加させていただきました。プロボノメンバーが講師を担い、ジェンダーに関する知識だけでなく、社員に身近に感じてもらえるトピックとして「育休」についても取り上げました。

プロボノメンバーがご自身が講師になることで参加されていた方もジェンダーについてより身近に感じていただけたと感じました。

実施概要

  • 研修名:ジェンダー平等と育休
  • 日時:2023年2月21日(火)19:00-20:30(90分)
  • 実施方法:オンライン
  • 対象:任意参加者(17名)※プロボノメンバー5名含む

株式会社Dirbato

理念

テクノロジーで世界に喜びを。

会社概要

  • 会社名:株式会社Dirbato
  • 代表取締役社長:金山 泰英
  • 企業概要:テクノロジーコンサルティング事業/インキュベーション事業
  • HP:https://www.dirbato.co.jp/

オブザーバー

※講師は株式会社Dirbato様のプロボノメンバー5名が担当。当団体はオブザーバーとして企画支援、研修当日の講師サポートに専任しました。

田渕 恵梨子/代表理事

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共に当法人を設立した。

室田 美鈴(むろた みすず)/企業チーム

東京都新宿区在住。大企業での就労経験や夫の海外勤務への帯同を機に企業内に残る性別役割分担意識に違和感を持ち、2021年2月に参画。以降、企業向け事業の立ち上げや男性育休取得推進に向けた企画を実施中。

目的

  1. プロボノ活動で、知ることができたジェンダーについての知識を社員の方々にも展開し理解の促進を目指す
  2. 社内で普段は話すことのないジェンダーに関するトピックについて話すことで、ジェンダー平等に対する感度を高めること

研修アジェンダ

アイスブレイク

まずはアイスブレイクとして当団体が発行しているジェンダーハンドブックに掲載しているジェンダーバイアスクイズを出題しました。

皆さんは上のイラストのどこにジェンダーバイアスが潜んでいるかお分かりになりますか?当日は参加者の皆さんから積極的にご意見をいただき、盛り上がることができました。

ジェンダーに関する基礎知識

アイスブレイクを踏まえて、ジェンダーに関する以下の用語について意味とそれぞれの言葉の違いについて説明を行いました。

  • セックス
  • ジェンダー
  • ジェンダーバイアス
  • ジェンダーギャップ
  • ジェンダーギャップ指数

ジェンダーギャップ指数については参加者の皆さんからデータの見方や計測方法についてさまざまなご質問をいただくことができました。

なぜジェンダーギャップが起きるのか

次になぜ日本の中でジェンダーギャップが発生しているのかという点を解説しました。やや難しい内容でしたが、さまざまなデータを用いて、これまでの制度上の背景などを丁寧にご説明いただきました。

育休について

ここからは育休について解説を行いました。参加者の方がより身近にジェンダーを感じる機会は「育休」ではないかと考え、今回サブテーマとして選択しました。育休について男女共に正しい知識を持っている人は少ないので、性別を問わず個々人の選択肢を広げたいという背景で「育休」について解説をしていただきました。

制度に関する説明だけでなく、当団体のYoutubeに掲載している男性育休取得者インタビューの内容を抜粋してご紹介いただきました。取得された方の声を知ることで参加された方も具体的な育休中の生活についてイメージをすることができたと感じました。

当団体のYoutubeにはここに掲載いただいている方の詳細な育休に関するインタビュー動画がアップされています。ご興味ある方はぜひチェックをお願いします!

意見共有(ディスカッション)/まとめ

最後に今回の研修の内容を踏まえて、ブレイクアウトルームにて意見交換を行っていただきました。普段仕事以外のテーマで話す機会がなかなかないこともあり、育休やジェンダーについてさまざまな意見共有がされており、時間が全然足りなかったというお声をたくさんいただくことができました。

議論の最後にプロボノメンバーより、プロボノ活動の中で気づいた身近なジェンダーギャップについてご経験を語っていただき、本研修をまとめていただきました。プロボノメンバーが考えたまとめの言葉がとても素敵でしたのでご紹介します!

参加者の声(一部抜粋)

  • 育休に関してのテーマに興味があったので、概ね欲しい情報得られました
  • 男性の育休取得に関する生の声が知ることができて良かったです。
  • ジェンダーバイアスについて、意識しないと認識できないということ知り、良い気づきになりました。何が正しいということではないというのはその通りだと思うと共に、ジェンダーバイアスが至る所に潜んでいるということを知ることで、様々な価値観を許容できると感じました。  
  • 育休に関して、給与面で国からサポートがあることなど、知らないこともあり、広く認知されることで取得率も向上するのではないかと思いました。

といったコメントをいただき、研修を通じて日本のジェンダー課題や育休について認識いただくことができたと感じました。

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【イベントレポート】…

2023年3月6日に京都人権擁護委員協議会男女共同参画委員会の方々に向けて、ジェンダー研修の講師をさせていただきました!今回は「日本で今起きているジェンダー問題を知る」というテーマで研修を行いました。

  • テーマ:日本で今起きているジェンダー問題を知る
  • 主な内容(抜粋):
    • 日本の現状クイズ
    • 昨今の国内のジェンダー問題
    • 実際に生きづらさを感じている方の声を聞く
    • 振り返り
  • 日時:2023年3月6日(月)13:30-15:30(120分)
  • 実施方法:講師のみオンライン
  • 対象:京都人権擁護委員協議会男女共同参画委員会メンバー(12名)

京都人権擁護委員協議会とは

人権擁護委員は法務大臣から委嘱された民間のボランティアで、全国の各市町村に約14,000人が配置されています。京都市では55名の委員が「京都人権擁護委員協議会」を組織し、法務省管轄のもと、都道府県や全国それぞれの連合会と連携した活動を行っています。 委員は、さまざまな分野の経歴などを活かし、日常生活のなかで発生する人権問題について、法務局と連携して、地域の皆さんからの人権相談を受け、問題解決のお手伝いをしたり、人権侵害の被害者を救済したり、地域の皆さんに人権について関心を持ってもらえるような人権啓発活動を行っています。(相談・調査救済・啓発)

登壇者

室田 美鈴(むろた みすず)

【関心のあるテーマ】企業内に残るジェンダー格差の解消、企業や組織文化の改革

【活動歴】大企業での就労経験や夫の海外勤務への帯同を機に企業内に残る性別役割分担意識に違和感を持ち、2021年2月に参画。以降、企業向け事業の立ち上げや男性育休取得推進に向けた企画を実施中。

研修は主に3つのパートに分けて行いました。

日本の現状クイズ

ジェンダーに関連する用語説明を簡単に行った後に、アイスブレイクとして日本の現状クイズと題して、日本国内の政治的/経済的なジェンダー格差に関するクイズを出題しました。

皆さんはお分かりになりますか?

正解以外の選択肢にも関連する数字を使うことで、日本の政治的/経済的なジェンダー格差を広く知るきっかけになるように工夫しました。

ぜひ興味があれば、この数字のそれぞれの意味を検索してみてください。

参加者の中でも悩まれている方が多くいたり、回答が割れたりする問題などもあり、ご自身が想定するよりも日本国内の男女格差が存在することを数値で認識いただくことができたと感じました。

昨今の国内のジェンダー問題 〜ジェンダー課題の背景を政治家の失言から〜

次のセッションでは「政治家の失言から読み解く、日本のジェンダー問題」と題して、政治家の失言やインフルエンサーの炎上発言の背景にある心理や考え方について解説を行いました。

今回はこちらの3名の政治家の女性蔑視発言と女性インフルエンサーの男性に対する差別的発言や固定的な考え方(身長170cm以下の男性は人権がない/デート代は男性が払うべき)を題材にそれぞれの裏にある以下の考え方を解説しました。

  • ミソジニー
  • 世界的に女性の社会進出と少子化進行に相関はない →相関しているのは日本特有の理由がある!(政策/性別役割分担意識など)
  • 過剰適応
  • 男性は3高がモテる!?(非正規雇用の男性の結婚率は正規雇用の半分以下) →女性は雇用形態によって結婚率に大きな乖離はない

昨今ではジェンダーに関する発言で政治家やインフルエンサーが炎上するといったケースが増えてきています。こういった発言が炎上してしまう背景には発信者が「自分自身のジェンダーバイアスに気づいていない」ためと言えます。

誰しもが固定観念やジェンダーバイアスは持っているので、そのバイアスを持っていること自体は問題ではありません。問題なのは自分自身が自分のバイアスに無自覚な状態で発信を行い、その発言によって意図的かどうかは問わず、他人を傷つけてしまうことです。

そのような問題を起こさないためには、今の多様化した価値観を知ることと自分自身のバイアスを認知することが大切であるということをこの項目でお伝えしました。 基礎研修から1歩踏み込んだやや難しい内容でしたが、ご参加いただいた皆様も真剣に話を聞いてくださり、日本国内の問題をご理解いただけたと感じました。

実際に生きづらいと感じている当事者の声を聞く

次に実際に生きづらいと感じている方の声として「男性育休取得者」のインタビュー動画とジェンダーイコール高校生メンバーが作成したショートムービーをご覧いただきました。 こちらの動画は当団体のYouTubeにも上がっておりますので、ぜひご興味がある方はご覧ください!

動画URL:

男性育休取得者インタビュー

・ご夫婦で1年間育休を取得された児玉さん
 ・第3子のタイミングにパートナーが1ヶ月半育休を取得したくるみさん

高校生制作ショートムービー

・「あたり前」って何?
・なぜ男子ばかり厳しく怒られるの?

男性育休取得者インタビュー動画は取得した男性の方に加えて、パートナーが育休を取得した女性の方の声も聞いていただくことで、夫婦としての感じ方などをより広く知っていただけるように工夫しました。

動画を通じて、育休の取得しやすさに依然として男女差が存在すること、その裏には企業や家庭の中で性別役割分担意識が無意識的に刷り込まれているということを感じていただけたと思います。

続けて当団体の高校生メンバーが脚本/監督をしたショートムービーを2本放映しました。 こちらも学校生活の中で女子学生/男子学生がそれぞれ感じる違和感を取り上げ、一方の性に偏らずに幅広い価値観に触れていただけるように工夫をしました。

振り返り(ディスカッション)

動画やこれまでの説明を受けて、ご参加者の皆様の感想や感じたことなどを3-4人のグループで議論をしていただきました。

短い時間にはなってしまいましたが、どのグループも白熱した議論をしてくださっていました。

最後に各グループで話したことを全体シェアいただきました。 その中で、参加者のご家族の家事育児分担に関する話や高校生のショートムービーを通じて些細な発言に対しても人それぞれ感じ方が違うのだということに気づくきっかけになったといったご意見をいただくことができました。

まとめ

最後に京都府内でのジェンダー平等に向けた取り組みを簡単に紹介し、閉会とさせていただきました。

当日はさまざまなご意見やご質問をいただき、時間を大幅にオーバーしてしまいましたが、皆様の関心の高さや課題意識を強く感じ、私自身もとても勉強になる研修でした。

普段から人権問題に取り組んでらっしゃる方々のため、社会課題への意識がとても高く、私たちが捉えられていない視点や取り組めていない問題に対する考え方を伺うこともできました。 私たちの今後の活動に活かせるご指摘も多く、双方にとってとても充実した時間を過ごすことができたと感じました。

また事後アンケート※注1では

  • 課題意識は持っていたが、具体的な問題点を整理してもらい深く理解できた
  • 政治家の発言には違和感を感じていたが、今回の研修を通じてどこに問題点があるのか明確にできた
  • 高校生の動画が普段よく見かける現状の再現で、そういえば・・・と振り返るきっかけとなった

といったコメントをいただき、研修を通じて日本が抱えるジェンダー課題をご理解いただくことができたと感じました。

ぜひ京都府内での今後の皆様の活動に活かしていただけると嬉しいと感じました。改めてご参加いただいた皆様、ありがとうございました!

※注1:上述の事後アンケート結果は抜粋/一部改訂して掲載しています 私たちはこれからも企業や団体の大小問わず、ジェンダーに関する周知/啓蒙活動を行っていきますのでご興味がある方はぜひ当団体にご連絡ください!