【企業研修レポート】…

2023年5月1日と8月2日の2回にわたり、首都圏に129店舗の美容室を展開されている株式会社アッシュ様の店長会議にて店長研修を実施しました。

本研修では、本社担当者への現状課題のヒアリングを重ねた上で、自分自身の無意識の思考や行動パターン(=マインドセット)を客観的に認知することで「人間力を鍛える」ことをゴールに設定しました。

ジェンダーの研修ではなくイレギュラーな案件ですが、NLPプロフェッショナルコーチの資格をもつ当団体の代表理事 田渕恵梨子が得意とする分野であることから、研修講師を務めさせていただきました。

実施概要

第1回

研修名自分と向き合う
– 自分の特徴を知り客観的に自分の行動を見つめる-
日時2023年5月1日(月)11:00-12:30(90分)
実施方法対面(横浜市技能文化会館にて実施)
対象美容室アッシュグループの店長約100名

第2回

研修名コミュニケーションの本質を学ぶ
– コミュニケーションの本質を理解し、良質な人間関係を構築できるスキルを身につける-
日時2023年8月2日(水)11:00-12:30(90分)
実施方法対面(横浜関内ホールにて実施)
対象美容室アッシュグループの店長約100名

株式会社アッシュについて

会社概要

会社名:株式会社アッシュ

企業概要:「高級ヘアサロンの技術をリーズナブルに。」をテーマに、首都圏に129店舗を展開するヘアメイクサロングループ。

公式サイト:https://ash-hair.com/

研修講師

田渕 恵梨子(Eriko Tabuchi)
NPO法人ジェンダーイコール代表理事 / 株式会社ワークラボ 代表取締役
NLPプロフェッショナルコーチ / 宅地建物取引士 / ウェブ解析士 / Webディレクター / システムエンジニア

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共にNPO法人ジェンダーイコールを設立。

研修アジェンダ

1回目テーマ「自分と向き合う」
– 自分の特徴を知り客観的に自分の行動を見つめる –

Step1.自分の内面にいる「機械的な反応」を見つける

  • 「機械的な反応」とは?
  • ワーク①ケーススタディで自分の内面の反応を客観的に見てみよう
  • ワーク②隣の人との実践ワーク

Step2.事実と解釈の違いを理解する

  • ケーススタディの紹介
  • 事実と解釈を混同させない話し方のテクニック

次回に向けて

  • 人との信頼関係を深めるテクニック
  • 宿題の説明

2回目

Step1.コミュニケーションの基本を知ろう!

  • 良質なコミュニケーションを目指すための「3つ」の大前提
    ①相手に関心をもつ/②相手の気持ちを想像する/③相手と一体感を作る
  • 無知の知とは?
  • 同感と共感の違いとは?
  • 同感と共感の比較ワーク

Step2.「聴く(傾聴)」を学ぼう!

  • 傾聴3つのテクニック
    ①アイコンタクト/②うなずき/③あいづち
  • 傾聴の比較ワーク

Step3.「聴く(傾聴)」のプロフェッショナルになろう!

  • ラポール3つのテクニック
    ①ミラーリング /②マッチング/③バックトラッキング
  • ラポール実践ワーク

最後に・・・

  • 美容室トリビア

参加者の声

  • 自分を振り返るいい機会になりました。
  • 自分が普段思っている事をどういう言い回しで伝えてるかを確認できた。
  • 人とコミニュケーションとるのが苦手なので利用したい。スタッフやお客様への向き合い方の勉強にとてもなりました しっかり振り返り実践します。

    ほか、たくさんのコメントをいただきました。

改めまして、この度はアッシュ様に素晴らしい機会をいただけたことに感謝いたします。
今回の研修が、アッシュ様の今後のご発展に少しでも貢献できていることを願います。


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【企業研修レポート】…

2022年3月3日、当団体へさまざまなご支援をいただいているルルレモンアスレティカJP合同会社様向けに社内研修を実施しました。本研修は国際女性デーでの社内企画前に社内のジェンダーに関する知見を深めたいという目的で行いました。今回は実際の研修概要について、イベントレポート形式でお届けします。

実施概要

  • 研修名:日本の「ジェンダー」について学ぼう
  • 日時:2022年3月3日(月)9:00-10:00(60分)
  • 実施方法:オンライン
  • 対象:社内有志(30名)※実施後、全社員向けに講義内容を配信

ルルレモンアスレティカJP合同会社

Mission

To elevate the world by unleashing the full potential within every one of us.

会社概要

会社名:ルルレモンアスレティカJP合同会社

企業概要:1998年にアメリカで創業したスポーツ衣料の小売業者。現在の本部はカナダバンクーバー。日本法人は2013年設立。HP:https://www.lululemon.co.jp/ja-jp/home

研修講師

田渕 恵梨子/代表理事

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共に当法人を設立した。

目的

  • 国際女性デーの企画であるインフォグラフィックカードの配布に向けて、事前知識として社員にジェンダーに関する基礎知識を学んでもらう
  • ジェンダーバイアスに気がつくきっかけを提供する

研修アジェンダ

1. 「ジェンダー」に関する基礎知識を学ぼう

まずはジェンダーに関する基礎知識を学んでもらうために、ジェンダーに関する基礎知識について簡単に説明を行いました。

  • ジェンダー用語
    • セックス
    • ジェンダー
    • ジェンダーバイアス
  • ジェンダー格差とは
  • なぜジェンダーギャップが起きるのか
  • ジェンダーイコールが考える「ジェンダー平等」とは

2. ディスカッションタイム

講師からの説明を受けて、参加者の皆さんにはブレイクアウトルームに分かれて以下のことをシェアしていただきました。

  • 知らなかったこと/印象的だったこと
  • 今日の学びをどう活かしていきたいか
    • 国際女性デーの企画中に各店舗でどんな声がけをしていきたいか
    • 今日学んだことを周囲にどう伝えたいか

3. シェアタイム

ディスカッションタイムを受けて、各グループで話したことを全体にシェアしていただきました。実際に店舗に来られるお客様にどのような姿勢で声がけをしていくべきか真剣にお話しされている姿が印象的でした。

各グループから積極的に意見や経験をシェアいただくことができ、Lululemon様の明るくオープンな雰囲気を感じることができました。

4. 終わりに

最後にLululemon様の事務局の方から国際女性デーで実施する企画内容をご説明いただきました。

最後に世界にあるLululemonの中でLululemon Japanはジェンダー平等/啓蒙において先導を切って進めていきたいという力強い思いも伺うことができました。

参加者の声

  • 女性が育休取得や育児で休みを取ることに対して申し訳ないと思っているということ自体を知らなかった。今回の研修でまずは周囲の感情に気づくことが大切だと知った
  • 年上の人たちがネガティブなことを発信するだけではなくて、若い人の活力となる前向きなこともシェアしていくことも大切だと思った。後輩やこれからの若い人に向けて、自分は大丈夫だからあなたもできるよというようなロールモデルを示してあげたいと思った

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【企業研修レポート】…

2023年3月6日(月)、ジェンダーイコールは株式会社スープストックトーキョー様の社内研修「【よのな科】ジェンダーについて考える時間」を実施いたしました。
今回は実際の研修概要について、イベントレポート形式でお届けします。

実施概要

  • 研修名:【よのな科】ジェンダーについて考える時間
  • 日時:2023年3月6日(月)15:00-16:30(90分)
  • 実施方法:オンライン
  • 対象:全社(280名+店舗含む)

株式会社スープストックトーキョー

理念 

  • 世の中の体温をあげる

会社概要

  • 会社名:株式会社スープストックトーキョー
  • 代表取締役社長:松尾 真継
  • 従業員数:1,470名(2022年3月現在)
  • 企業概要:株式会社スープストックトーキョーは「世の中の体温をあげる」を企業理念に掲げ、食べるスープの専門店「Soup Stock Tokyo」を始め、さまざまな食の事業を展開しています。
  • HP:https://www.soup-stock-tokyo.co.jp/

研修講師

田渕 恵梨子 / 代表理事

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共に当法人を設立した。

目的

  1. 「ジェンダー」の本質を理解すること
  2. ジェンダー課題を知り、気づくこと
  3. ジェンダー平等社会がもたらす世界観をイメージできるようになること

研修アジェンダ

知ろう!学ぼう「ジェンダー」

スープストックトーキョー様とジェンダーイコールで話し合いを重ねて、参加者のより共感を得るトピックで問いかけを行いました。

知ろう!学ぼう「ジェンダーバイアス」

ジェンダーバイアスとは、性別での決めつけや偏見を指す言葉です。ジェンダーバイアスがどこから来ているのかを解説し、自分の中にあるバイアスに気づくための「ジェンダーバイアスチェック」を実施しました。

女性らしい、男性らしいってなんだろう?

男らしい、女らしいとは一体なんでしょうか?その意識の変遷や、実際にあった炎上した事例などを取り上げて解説しました。

知ろう!学ぼう「ジェンダーギャップ」

ジェンダーギャップとは、男女格差を表す用語です。世界経済フォーラム(WEF)が発表している「ジェンダーギャップ指数」のご説明や具体的な数値について共有しました。

参加者の声

  • 大変わかりやすく、ジェンダーについて考える良いきっかけになりました。ありがとうございました。
  • 今日改めて自分のジェンダーバイアスに気づく部分もたくさんあったので本当に勉強になりました。明日からますますジェンダーについての理解を深めるため情報を収集します。
  • 相手の主張に身構えてしまっても、一旦立ち止まって背景を考える余裕を持ちたいと思いました。


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【企業研修レポート】…

2023年2月21日(火)、2022年11月よりプロボノ活動として当団体をご支援いただいた株式会社Dirbato様の最後の活動として自社内研修の実施をご支援しました。

当日のメインスピーカーはプロボノメンバーが主導し、私たちはオブザーバーという形で参加させていただきました。プロボノメンバーが講師を担い、ジェンダーに関する知識だけでなく、社員に身近に感じてもらえるトピックとして「育休」についても取り上げました。

プロボノメンバーがご自身が講師になることで参加されていた方もジェンダーについてより身近に感じていただけたと感じました。

実施概要

  • 研修名:ジェンダー平等と育休
  • 日時:2023年2月21日(火)19:00-20:30(90分)
  • 実施方法:オンライン
  • 対象:任意参加者(17名)※プロボノメンバー5名含む

株式会社Dirbato

理念

テクノロジーで世界に喜びを。

会社概要

  • 会社名:株式会社Dirbato
  • 代表取締役社長:金山 泰英
  • 企業概要:テクノロジーコンサルティング事業/インキュベーション事業
  • HP:https://www.dirbato.co.jp/

オブザーバー

※講師は株式会社Dirbato様のプロボノメンバー5名が担当。当団体はオブザーバーとして企画支援、研修当日の講師サポートに専任しました。

田渕 恵梨子/代表理事

東京都北区在住。仕事と育児の両立をきっかけに、日本のジェンダーギャップに危機感を覚える。ジェンダーギャップをなくし、性別に関わらず誰もがキャリア形成・家事・育児をあたりまえに「自分ごと」として捉える社会をつくりたい。その強い思いから、同じ価値観をもつ複数の仲間と共に当法人を設立した。

室田 美鈴(むろた みすず)/企業チーム

東京都新宿区在住。大企業での就労経験や夫の海外勤務への帯同を機に企業内に残る性別役割分担意識に違和感を持ち、2021年2月に参画。以降、企業向け事業の立ち上げや男性育休取得推進に向けた企画を実施中。

目的

  1. プロボノ活動で、知ることができたジェンダーについての知識を社員の方々にも展開し理解の促進を目指す
  2. 社内で普段は話すことのないジェンダーに関するトピックについて話すことで、ジェンダー平等に対する感度を高めること

研修アジェンダ

アイスブレイク

まずはアイスブレイクとして当団体が発行しているジェンダーハンドブックに掲載しているジェンダーバイアスクイズを出題しました。

皆さんは上のイラストのどこにジェンダーバイアスが潜んでいるかお分かりになりますか?当日は参加者の皆さんから積極的にご意見をいただき、盛り上がることができました。

ジェンダーに関する基礎知識

アイスブレイクを踏まえて、ジェンダーに関する以下の用語について意味とそれぞれの言葉の違いについて説明を行いました。

  • セックス
  • ジェンダー
  • ジェンダーバイアス
  • ジェンダーギャップ
  • ジェンダーギャップ指数

ジェンダーギャップ指数については参加者の皆さんからデータの見方や計測方法についてさまざまなご質問をいただくことができました。

なぜジェンダーギャップが起きるのか

次になぜ日本の中でジェンダーギャップが発生しているのかという点を解説しました。やや難しい内容でしたが、さまざまなデータを用いて、これまでの制度上の背景などを丁寧にご説明いただきました。

育休について

ここからは育休について解説を行いました。参加者の方がより身近にジェンダーを感じる機会は「育休」ではないかと考え、今回サブテーマとして選択しました。育休について男女共に正しい知識を持っている人は少ないので、性別を問わず個々人の選択肢を広げたいという背景で「育休」について解説をしていただきました。

制度に関する説明だけでなく、当団体のYoutubeに掲載している男性育休取得者インタビューの内容を抜粋してご紹介いただきました。取得された方の声を知ることで参加された方も具体的な育休中の生活についてイメージをすることができたと感じました。

当団体のYoutubeにはここに掲載いただいている方の詳細な育休に関するインタビュー動画がアップされています。ご興味ある方はぜひチェックをお願いします!

意見共有(ディスカッション)/まとめ

最後に今回の研修の内容を踏まえて、ブレイクアウトルームにて意見交換を行っていただきました。普段仕事以外のテーマで話す機会がなかなかないこともあり、育休やジェンダーについてさまざまな意見共有がされており、時間が全然足りなかったというお声をたくさんいただくことができました。

議論の最後にプロボノメンバーより、プロボノ活動の中で気づいた身近なジェンダーギャップについてご経験を語っていただき、本研修をまとめていただきました。プロボノメンバーが考えたまとめの言葉がとても素敵でしたのでご紹介します!

参加者の声(一部抜粋)

  • 育休に関してのテーマに興味があったので、概ね欲しい情報得られました
  • 男性の育休取得に関する生の声が知ることができて良かったです。
  • ジェンダーバイアスについて、意識しないと認識できないということ知り、良い気づきになりました。何が正しいということではないというのはその通りだと思うと共に、ジェンダーバイアスが至る所に潜んでいるということを知ることで、様々な価値観を許容できると感じました。  
  • 育休に関して、給与面で国からサポートがあることなど、知らないこともあり、広く認知されることで取得率も向上するのではないかと思いました。

といったコメントをいただき、研修を通じて日本のジェンダー課題や育休について認識いただくことができたと感じました。

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