【イベントレポート】「ミニマム収納」と「ミニマム家事」運気アップ講座


こんにちは!ジェンダーイコール田渕です。
東京都北区地域づくり応援団事業「家庭内の家事分担におけるジェンダーギャップ解消事業」の1つとして「ミニマム収納」と「ミニマム家事」運気アップ講座を開催しました!イベントの様子をお伝えします。


イベント概要

■ 日時:2020年1月5日(日)、3月15日(日)14:00〜16:15
■ 場所:スペースゆう(北区男女共同参画活動拠点施設)(北とぴあ5階)
■ 主催:NPO法人ジェンダーイコール
■ 後援:東京都北区
■ 講師:寺尾 江里子(収納アドバイザー)、松本 璃奈(NPO法人ジェンダーイコールメンバー)
■レジュメ
◯第1部「収納用品はもう要らない!3つのステップで片付け上手になるミニマム収納セミナー」
 ①主催者からのご挨拶、講師紹介
 ②ミニマム収納術とは?
 ③整理の3大効果
 ④整理上手への3つのステップ
 ⑤収納する時のポイント
◯第2部「家事育児分担可視化ツール「ハッピーシェアボード」で家事タスクについて考えよう!」
 ①ハッピーシェアボード紹介
 ②ペアで自己紹介(名前、家族構成、好きな家事、嫌いな家事)
 ③ハッピーシェアボード実践
 ④ハッピーシェアボードグループシェア・発表

当イベントは、快適な新年度を迎えるために、部屋片づけや無数にある家事タスクのイライラうんざりの感情を「思考の転換」によってスッキリさせようという主旨で企画しました。「収納」と「家事」にフォーカスを当てて、2部制にしました。

第1部「収納用品はもう要らない!3つのステップで片付け上手になるミニマム収納セミナー」」/ 寺尾 江里子(収納アドバイザー)

第1部の収納パートは、ミニマム収納術®を考案された寺尾江里子先生に講師を務めていただきました。

1. ミニマム収納術®とは?


ミニマム収納術®
とは、収納用品やテクニックに頼らない「本当に必要なモノ」だけを先に選び取るスキルを身につけるお片付けメソッドです。
「捨てるモノ探し」から脱却し、「本当に必要なモノ だけ選び取る」スキルを高めます。

大量の「モノ」であふれた部屋を片付けたい!と思った時、つい収納グッズを買ってしまいませんか?
寺尾先生のメソッドは、新たに収納グッズを買うことは薦めません。思考の転換で部屋を片付けます。

2. 使うモノと使わないモノを区別をする

整理上手へ3つのステップは、
1. 分ける (区別する)
2. 選び取る(減らす)
3. 数(上限)を決める
だそうです。

ステップごとに思考法があります。
寺尾先生がとてもわかりやすく説明してくれるので、聞いているだけでついつい「わかったつもり」になってしまいます(笑)

そこで出てくるのがワークを使ったトレーニングです。

ワーク① 事実と感情を分けてみよう!

  • 高かったけどこの3年間一度も着ていない ブランド品のコート
  • 誕生日に父にもらってから10年間一度も使っていない万年筆
  • 去年の福袋に入っていたあまり気に入らなくて着ていない新品の値札付きスカート
    ・・・

上の文章には事実と感情が含まれています。どの部分が事実でどの部分が感情かわかりますか?

ワーク② ◯◯の数を決める

例えばあなたの靴下。「靴下なんていくつあってもいいんじゃない?」と思うかもしれませんが、ミニマム収納の思考法では残念ながらNGです。

  • どんな種類が必要ですか?
  • どんなシーンで使いますか?
  • どのくらい頻繁に使いますか?
    ・・・

上のような質問に答えて、いろんな角度から自分にとって本当に必要なものの数を考えていきます。

このようなワークをしながら、楽しくミニマム収納術を身につけることができます。
ひと通り学んだら、すぐ家に帰って実践したくなりますよ^ ^

第2部「家事育児分担可視化ツール「ハッピーシェアボード」で家事タスクについて考えよう!」/ 松本 璃奈(NPO法人ジェンダーイコールメンバー)

ミニマム収納の次は、ミニマム家事です。
今回はジェンダーイコールの大学生メンバー松本 璃奈(まつもと りな)さんに初講師を務めていただきました♡

家族と暮らしや1人暮らしに関係なく、多くの方が家事ストレスを感じた経験があるのではないでしょうか?

家事ストレスの原因の一つに、「◯◯しなければならない」、「◯◯はこうあるべきだ」といった思い込みがあると思います。

この思い込みに気づくために、家事の見える化ツール「ハッピーシェアボード」 を実践します。

ハッピーシェアボードを実践することで、下記3つの効果を感じることができます。

  1. 家事分担のバランス整理
  2. 名もなき家事の認知
  3. やりすぎ家事の見直し

一緒に住んでいるパートナー同士で実践すると、家事分担率の違いを視覚的に把握することができます。また、知らない人と実践することで、自分と相手との価値観の違いを認識することができます。たとえば、自分は毎日洗濯をすることが当たり前だと思っていたけど、相手の人は週2回だったり。こういう違いを知ることで、「◯◯しなければならない」、「◯◯はこうあるべきだ」という思い込みは自分の固定観念であることに気づきます。

ハッピーシェアボード実践風景

参加者の感想

 

ミニマム収納

  • いままで挫折してばかりの”整理”ですが、本人の気持ちの判断が大きいと感じました。今回教わったことを反映したいです。
  • 今日帰宅したら早速実践してみたいです。
  • 要る要らない→使う使わない の意識改革は大事と思った。分かりやすくコツを教えて頂きありがとうございました。
  • 感情と事実の区分けなど、上限数を決めることも大変参考になりました。早速やってみようと想います。
    etc・・・

ミニマム家事

  • フルに働いてきたせいか(いまはボランティア)自分でずいぶん家事をラクにしているな・・と感じました。
  • ハッピーシェアボード、初めて知りました。視覚化すると分かりやすいと思いました。
  • 見えない家事の可視化ボードを廉価で提供、販売して頂けるといいなと思った。又、家事分担の仕方のアイデア、小冊子、HPなどもできると、悩んでいるママやパートナーの方にもよい助けになると思う。
  • ハッピーシェアボードのワークでほかの家庭のバランスを知り、よかったです。
    etc・・・

参加者のみなさまにいろんな気づきを感じていただけたようで大変うれしく思います。

まとめ

今回、東京都北区地域づくり応援団事業「家庭内の家事分担におけるジェンダーギャップ解消事業」の1つとして、当イベントを開催させていただきました。
このような機会を作ってくださった北区には感謝の気持ちでいっぱいです。
この場をお借りして御礼申し上げます。ありがとうございました。
収納や家事ストレスによるイライラうんざりの感情がもし1日30分あるとすれば、1週間で3時間30分、1ヶ月15時間。そして1年に換算するとなんと180時間です。このイライラうんざりを「スッキリ」に変えることができたらなんて素晴らしいことでしょうか。そんな思いから企画しました。
参加者の方に少しでもスッキリした気持ちになっていただけたら幸いです。
またこれからもみなさまに喜んでいただけるようなイベントを企画していきたいと思います。
今後ともジェンダーイコールをどうぞよろしくお願いいたします。

 

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