【男性育児休業取得者インタビュー】Vol.1-2 夫婦で1年間育児休業を取得された児玉さん(後編:パートナー編)


こんにちは。みすずです。今回は第1弾に続いて、ご夫婦で1年間育児休業を取得された児玉さんご夫婦へのインタビューの後編です!

今回はパートナーの方目線で男性育休について、お話を伺いしました!(前編は児玉 椋太さんご本人にインタビューを掲載しておりますので、ぜひそちらもチェックしてみてください)

前編(児玉 椋太さんご本人インタビュー)

前編のご本人インタビューは当団体Youtubeでもご覧いただけるので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね!

【本編:26分】https://www.youtube.com/watch?v=mI-9uHJWWXw&t=2s

【ダイジェスト版:6分半】https://www.youtube.com/watch?v=x3wujeAMCUA&t=0s

【参考:男性育児休業制度について】https://column.gender-equal.com/posts/masamishida/homecoming-2/

児玉さんご夫婦の育休概要

  • お名前:児玉 椋太 さん(パートナーのお名前は非開示)
  • 年齢:29歳(育休取得時)
  • お住まい:東京都在住(育休中はパートナーのご実家である山形や小笠原諸島でも生活) ※育児休業終了時は都内に戻る予定
  • 育児休業期間:2021年4月〜2022年3月(インタビュー時は育児休業中)
  • ご出産日:2021年4月20日

インタビュー内容

妊娠が分かってから育休取得まで

質問:まずは椋太さんに育児休業の取得を進言された背景や思いを教えてください

夫から育休を取得するという報告を受けたというよりも、二人で育休を取得できたらいいねと事前に話をしていました。その中で夫の家族の事情もあり、1年間の育休取得を決めたという形です。

質問:実際に椋太さんが1年間育児休業を取得できることとなった時の感想を教えてください

夫と相談して二人で育休を取得することを決断したものの、夫の会社の雰囲気などがわからないので本当に取得できるのかという疑問はありました。また私が今働いている会社では男性で育休を取得したことがある方が一人もいなかったので、1年間という長期間の育児休業を本当に取得できるのか、温度感がわからなかったです。

その上で実際に取得できると聞いた時は、正直驚きました。(笑)一方で制度上は男女問わず、育休を取得できるはずですし、女性は当たり前に1年間取得できるのに、なぜ男性は取得すること自体からハードルがあるのか、以前から変だよなと思っていました。なので今回改めて「夫が育休を取得することが当たり前じゃない世の中」っておかしいよなと感じました。

育児休業中(現在)の生活について

質問:現在の育児休業中の生活、ご夫婦内での役割分担について教えてください

夫の話にあった通り、趣味の釣りで週に1−2日、泊まりで家を空けることもあるので、家にいる時は極力家事と育児は夫に任せて、その間に私自身の用事を済ませるという形で分担しています。

せっかくの1年間の育児休業なので、普段やれないことお互いにやろうという気持ちはありますが、夫が合意した頻度を超えて釣りに行くこともあるので、たまに「あれ?多くない?」と思うことはありますね(笑)

質問:出産直後から椋太さんにお子さんを預けて外出できたということですか

そうですね。我が家は母乳とミルクを併用していて、ミルクは完全に夫に任せています。私は哺乳瓶を洗うこともないですし、何時にどれくらいのミルクを与えるかも全て夫に任せています。

なので出産直後から夫に任せて日中外出することも出来ました。また夫に任せる際におむつがどこにあるかといった段取りをいちいち説明する必要がないこともとても大きいですね。自分の準備だけで外出できるので、他の家庭に比ベてとても楽だと思います。

質問:育休取得前に想像していた生活と今の生活に乖離はありますか

娘が夜はよく寝てくれるし、体調を崩すこともないので、想像以上に大変と感じることはないです。一方で復帰後の生活については不安が大きいです。夫が忙しいということはもちろんですが、私自身も復帰後はフルタイムで働く予定です。私の会社内に女性総合職で育児されている方が少なく、ロールモデルがいないので、正直まだ働き方のイメージできていないですね。

質問:椋太さんが育児休業を取得してよかったと感じますか

よかったと思います。特に第一子の時に育休を取得してもらって良かったかなと感じています。第一子の時であれば、育児の基盤を二人で築くことができますし、二人でわからないことを一緒に解決していけるので、お互いいい経験になっています。女性だけが先に育休を取得すると、どうしても妻が育児の先輩、夫が後輩という構図になりがちで、夫に育児を安心して任せられないというケースに陥ってしまうことがあると思います。

その他(以下質問はご夫婦がそれぞれご回答)

質問:もし2人目のお子さんの妊娠がわかったら、再度育休を取得したいと思いますか

椋太さん:正直、ちょっと悩ましいですね。今後管理職という責任ある立場に近づく中で、育休を1年間取得するというのはキャリアとしてもブランクになります。タイミングによると思いますが、期間を含めて改めて妻と相談することになると思います。今回の育休で我が家の育児オペレーションはある程度確立できたと思います。一方で2人以上子供がいると育児のオペレーションも変わりますし、その上でワンオペで育児となると負担が増えるので、短期間でもいいので取りたいとは思っています。

パートナー:取得してもらえたら、ありがたいですが、お互いにキャリアのこともあるので要相談かなと思います。

質問:男性育休取得者を増やすために、企業はどのように変化していく必要があると思いますか

椋太さん:制度自体は国が一律で権利として与えているので、変わるべきは制度ではなく運用をする人の意識だと思います。正直なお話をすると、前年度比で人事評価が下がってしまいました。異動後にすぐ育休を取得したために評価が付けづらかったことや異動前の評価が反映されないため、仕方がない部分もありますが、育休取得も一つの原因ではないかと感じています。上長から直接「育児休業を取得したために人事評価を下げた」と言われた訳ではないですが、社内でも育休を取得したら、評価が下がるというのは共通認識のようです。実際には勘違いであったとしてもそういった認識や雰囲気が社内に蔓延している時点で育休取得は広がらないと思います。育休を取得することによってキャリアに悪影響が出る事態をまず撲滅する、また企業から悪影響は出ないということを発信する必要があると思います

一方で上司の目線になると、部下が長期間の育休を取得するケースが増えるとリソース不足など、組織運営に不安を感じると思います。したがい管理職がそういった不安を抱かないように、会社全体でサポート体制を拡充したり、余裕を持ったリソース配分をすることが、企業に求められる点かもしれないですね。

パートナー:まずは管理職以上の方も含めて多くの方が育休を取得し、社員の全員が育休を身近に感じ、必要性を理解することが重要だと思います。男女関係なく当たり前に育休を取得する世界にならないと、企業の風土を変えるのは難しいと思います。

以上

みなさまいかがでしたでしょうか。

育休取得すると伝えた際の上長を含めた社内の反応など、とてもリアルでしたね。企業風土を変えるのはハードルが高いなと正直感じてしまいますが、一人一人が行動することで世の中を少しずつ変えることができるのだと思います。

まだまだハードルは高いですが、育休を取得することでのメリットはたくさんあります。男性ご自身で育休を取得したいと考えている方やパートナーに育休を取得して欲しいなと考えているみなさんが前向きに育休取得を検討するための参考になれば幸いです。

現時点では男性が育休を取得されるケースが少なく、また取得の背景や育休取得の期間は女性に比べてさまざまです。今後も男性育休取得された方へのインタビュー継続し、皆さんの参考にしていただきたいと思っておりますので、次回もお楽しみに!!

ありがとうございました。

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