【男性育児休業取得者インタビュー】Vol.1-1 夫婦で1年間育児休業を取得された児玉さん(前編:ご本人編)


はじめまして。みすずと申します。

「育児・介護休業法」改正案が2022年4月より順次施行されます。詳細は以前のコラムに書かせて頂いているのでぜひこちらを確認してみてくださいね!

https://column.gender-equal.com/posts/masamishida/homecoming-2/

「男性版産休」と称される制度も施行されるため、今後男性の育児休業取得者が増えて行くと思います。

しかし、「実際に会社に申し出る時はどうしたらいいんだろう?」「会社に嫌な顔をされたら、どうしよう」「自分の今後のキャリアにネガティブにならないかな?」「育休を取得する前にどんな準備が必要なんだろう?」といった不安や疑問があると思います。

そんな皆さんのために、既に男性育児休業を取得された方にインタビューを行い、実際の育児休業前から育休中の現在の生活についてお話をお伺いました!本日は第1弾として、ご夫婦で1年間育児休業を取得された児玉さんご夫婦にお話をお伺いしました!盛りだくさんの内容になっているので、まずは前編として児玉椋太さんご本人のお話を掲載します!後編はパートナーの方目線での男性育休について、お伺いしておりますのでそちらもぜひチェックしてみてください!

インタビューの詳細な内容は当団体Youtubeでもご覧いただけるので、ぜひ併せてチェックしてみてくださいね!(動画はご本人のインタビューのみ)

児玉さんご夫婦の育休概要

  • お名前:児玉 椋太 さん(パートナーのお名前は非開示)
  • 年齢:29歳(育休取得時)
  • お住まい:東京都在住(育休中はパートナーのご実家である山形や小笠原諸島でも生活) ※育児休業終了時は都内に戻る予定
  • 育児休業期間:2021年4月〜2022年3月(インタビュー時は育児休業中)
  • ご出産日:2021年4月20日
  • 所属企業:大企業

インタビュー内容

妊娠が分かってから育休取得まで

質問:本日はありがとうございます。まずは育児休業を取得しようと思った背景を教えてください

妊娠が分かった時に、妻から「育休取らないの?」という打診がありました。その時は営業部署に異動したばかりで、部署の雰囲気も体育会系だったので取りたいけど正直無理かなと思っていました。しかしちょうど同じタイミングで自分の母親が癌を患っていることがわかり、3ヶ月後に亡くなるという経験をして、「家族を大事にせなあかんな」と思って、育休を取得することを決めました。

質問:男性で育児休業を1年間取得される方はとても少ないと思いますが、1年間取得しようと思った理由や思いがあれば教えてください

僕が育休を取得することを決める以前から、妻が地元である山形で出産をすることと妻の育休期間が1年間であることが決まっていました。コロナ禍であったこともあり、頻繁に行き来がしづらい中で家族に会えない可能性があるのであれば、僕も妻と同じ期間育休を取ろうと思いました。

また5年後や10年後には男性も育休を取得することが一般的になると思います。その頃には僕も管理職として部下から打診を受ける側になるはずです。その際に上司としてアドバイスや適切な対応をするためには、自分自身が経験しておくことが大切だと思ったことも1年間取得した大きな理由の一つです。

質問:実際に育休を取得することを会社に伝えたときに、どのような反応がありましたか

今所属している部署では育休を取得されている方はおろか飲み会も多く、「育児は俺たちの仕事じゃない」と言わんばかりの方々が多かったため、とても言い出しづらかったです。
育休を取得することを伝えた時に周囲からかけて頂いた言葉は、二極化していました。女性の多くの方々からは「素晴らしい」「見直した」というポジティブな発言をもらいました。一方で「1年育休取って何するの?」「育休の間に資格の勉強も頑張ってね」と言った、育児休業ではなく、休暇という意識が強い言葉を頂いたこともありました

質問:男性が育児休業を取得することにハードルがあると感じますか

当社は他の企業に比べて進んでいるのかもしれないですが、それでもまだまだハードルが高いと思います。特に1年という長期間の場合は、上長の理解を得るのが難しく、とてもハードルが高いと思います。

一方で僕が育休を取得して以降、同じ部署でも何名か男性で育休を取得されるケースが出てきたので、僕がファーストペンギンとして1年間取得したことで、後続の方のハードルがやや低くなったと思います。

育児休業中(現在)の生活について

質問:現在の育児休業中の生活、ご夫婦内での役割分担について教えてください

趣味の釣りで週に1−2日家を空けることがあるので、家にいる時は極力家事と育児は僕が担当するようにしています。妊娠当時の妻から「妊娠期間中(10か月程度)は私は自由に遊びに行ったりすることができないのだから、出産後は育児は責任を持ってやってください」と意識付けされていたことも大きいですかね(笑)

質問:育休取得前に想像していた生活と今の生活に乖離はありますか

育休を取得してみて改めて思ったのは、育児をワンオペで行うのは相当厳しいということですね。例えば夫が妻に育児を任せきりにして、最終的に家庭が崩壊してしまうということは容易に想像できますね。今、僕たちは二人で家事と育児を分担できているので、思った以上に育児が大変と感じることはあまりなく、想像していた生活と大きな乖離もなく生活ができています。

質問:育児休業を取得してよかったことはなんですか

よかったと思うことはたくさんあります。まずは30歳という年齢で一度仕事から離れて、客観的に今までの仕事を振り返る時間を持つことができてすごくよかったです。二人で育児をしているので、時間に少しずつ余裕もできてきて、いろいろなことを考える中で、今は仕事をしたいなと思うようになりました。

一番よかったことは妻と1年間一緒に生活をして、家族の時間を持てたことですね。お互い仕事をしているため、今まではここまで長時間同じ空間で過ごすことはなかったので、育休を通じて家族の絆を深めることができました

質問:育休休業を取得する前にやっておいてよかったことはありますか

基本的に妻に出産準備をお願いしていたので、正直あまり思い当たらないです(笑)しかしお互いに家事は一通りできるように準備をしておいた方が、家事や育児の分担するときにスムーズに進むと思います。

今後ついて

質問:今後、職場復帰をする際に不安はありますか

今の部署は会食や長期出張も多いので、妻も働いている中でワンオペを強いることになってしまうので、正直とても不安です。親族が東京にはおらず、頼ることができないので、先輩方はどうやっているのか、これから聞いてみようと思っています。

最後に

最後に世の男性に対して一言お願いします!

是非とも男性の皆さんに1年間育休を取ってほしいですね。子どもの成長を毎日見守れるというのは何事にも変えがえたいし、育児はとても楽しいです。せっかく僕たちは育休という権利を持っているので是非とも行使してほしいですね。

後編に続く・・・

後編はパートナーから見た、児玉さんの育休について、お話を伺いましたので、お楽しみに!!

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