パパとコ主催「パパとコドモで一緒にミュージアム!」


田渕恵梨子
9/24(土)に開催された、パパとコ主催「パパとコドモで一緒にミュージアム!」に家族で参加してきました。
場所は、文京区にある、東京都水道歴史館。

きっかけは仕事でお世話になっている、森川 寛信さんからのご紹介。
森川さんは、パパがつくるてづくり絵本「パパ絵本」を開発し、父子に向けた普及活動をされています。
詳しくはこちら→https://charity-japan.com/interview/6114

参加者は4家族。子どもたちは4歳〜8歳位でみんな同じくらいの年齢で、アットホームな感じで会がスタートしました。

親子でミュージアム体験を楽しむコツ

まずはじめに森川さんから「親子でミュージアム体験を楽しむコツ」についてのレクチャーがありました。
ポイントは3つ。

①予習体験復習、復習体験復習
ミュージアムに行く前に予習し、体験した後に復習することが重要とのこと、
例えば、西洋美術館に突然小さい子供を連れていくだけだと、すぐに飽きられてしまいますよね。
そこで予習として、事前にインターネットやパンフレットなどで美術館の絵などを先に見せておきます。
そうすることで、実際その絵を見た時に「あ、この絵昨日見たよね?」といった感じで子供に興味を持たせることができるそうです。

②考える3つの問いかけ
「この絵の中で何が起きているか?」「どこを見てそう思ったのか?」「他にもっと発見はあるか?」
作品を見ながらこの3つの問いかけをすることで、ただ単に絵を見るだけではなく、「考えて見ることの習慣」が身につくようになります。

③アウトソーシングではなくDIY
「子供に良い体験をさせてくれるワークショップ」ではなく「子供に良い体験をさせる方法が学べるワークショップ」という意識で参加すること。この意識の違いは重要ですよね。なるほどと思いました。

以上3つのポイントを意識することで、子供を飽きさせずに、親子での体験と思い出の価値を最大化できるとのことでした。すばらしい考えだと思います。

親子でミュージアム体験

レクチャー終了後は、作品コーナーに移動です。
まずは1作品、アートコミュニケータの小松一世さんによる、子供とのコミュニケーション方法を見せてもらった後、各家族で実践へ。


こちらの作品はストーリー性があり、親の問いかけに興味を持って応えてくれた子どもたち。


楽しそうなおもちゃを見つけてしまった次男。こうなると問いかけは通用しませんw
同い年のお友達と夢中になって遊んでしまいました^ ^;

絵本づくり

ミュージアム体験の後は、場所を移動して絵本づくり!
撮影した写真を印刷してもらい、用意された台紙にペタペタ貼っていきます。
そしてテキストのスペースには思い出を記入します。



あっという間に素敵な絵本の完成です!

最後はみんなで制作発表!
体験から制作まで大充実な内容のイベントで、子供たちも大満足でした。

終わりに

東京には、大小さまざまなミュージアムが無数にあります。
いろんな作品に触れ合うことで感性が磨かれて、想像力が豊かになります。
ですが、じっとしていられない子供にじっとしている作品を見て楽しませることは容易ではありません。
そんな中、本当にタイミングよく出会ったのが今回のイベントです。
とても有意義な学びを得られたと共に、森川さんのように、パパが主体となってこのような活動をされていることに感動を覚えました。
パパが積極的に育児に携わっていくことは、私たちジェンダーイコールの目指すところでもあります。
このような活動は、どんどん広めていきたいと思いました。
機会があれば、ぜひ森川さんたちとのコラボイベントも開催させていただきたいです。

森川さん、小松さん、貴重な体験をありがとうございました!