2025年9月29日に京浜急行電鉄株式会社の管理職の方に向けて研修を実施しました!今回の研修はかなテラス(神奈川県立かながわ男女共同参画センター)企画の「男性の家事・育児参画促進に向けた講師派遣事業」の講師として登壇させていただきました。
今回は実際の研修概要について、イベントレポート形式でお届けします。
実施概要
- 研修名:多様な人を活かす組織づくりに向けて~アンコンシャスバイアスの視点から考える~
- 日時:2025年9月29日(月)13:00-15:00(120分)
- 実施方法:対面式
- 対象:管理職の方
- 当日参加者:22名
- 研修アジェンダ
- ジェンダー基礎知識
- アンコンシャスバイアスとは
- グループディスカッション(身近にある社内の暗黙のルール)
- アンコンシャスバイアスへの対処
- 心理的安全性を醸成するために必要なこと
企業概要

- 会社名:京浜急行電鉄株式会社
- 取締役社長:川俣幸宏
- 従業員数:2,907人
研修講師

室田 美鈴(むろた みすず)
【関心のあるテーマ】企業内に残るジェンダー格差の解消、企業や組織文化の改革
【活動歴】大企業での就労経験や夫の海外勤務への帯同を機に企業内に残る性別役割分担意識に違和感を持ち、2021年2月に参画。以降、企業向け事業の立ち上げや男性育休取得推進に向けた企画を実施中。
研修目的
- 部下や後輩と円滑なコミュニケーションを取るうえでの気づきを得る
- アンコンシャスバイアスへの対処方法として具体的に何を意識すれば良いか理解する
研修内容
1. ジェンダーに関する基礎知識
今回はジェンダーについて初めて学ぶ方に向けて用語説明を行いました。
- セックス(SEX)
- ジェンダー(Gender)
- ジェンダーバイアス
- ジェンダーロール
- ジェンダーギャップ
- ジェンダーギャップ指数
- なぜジェンダーギャップが生じるのか
ジェンダーギャップが生じる原因として「統計的差別」「性別役割分担」「性別役割分担意識」という視点で解説しました。
人の意識はなかなか変わらず再生産されるため、社内でも定期的に研修を行い、繰り返し意識を持つことが重要であることを改めてご説明しました。

2. アンコンシャスバイアスとは
次にジェンダーバイアスだけでなく幅広い視点でバイアスを捉えてもらうべくアンコンシャスバイアスについても説明を行いました。
- バイアスとは何か
- 主なバイアスの内容
- 日本語という特性(ローコンテクストとハイコンテクスト)
- 日本文化におけるマネジメントスタイル
バイアスは誰しもが持っている脳の機能であること、また日本人の文化やコミュニケーション傾向として、バイアスが生じやすいということも説明しました。
3. グループディスカッション(身近にある社内の暗黙のルール)
ディスカッションでは社内にあるバイアスを考えるというテーマで各テーブルにてディスカッションを行っていただきました。
性別だけでなく、年齢などでもバイアスや考え方の差が大きいというご意見を頂戴したり、参加者の皆様が若手社員時代と今の働く環境は大きく変わっていることも感じてくださり、さまざまな気づきのある時間を過ごしていただくことができました。

4. アンコンシャスバイアスへの対処
ディスカッションのまとめとして、アンコンシャスバイアスへの対処方法についてご説明を行いました。まずは個人としてアンコンシャスバイアスへ対処するためには「自己理解」と「心理的柔軟性」を持つことの重要性についてご説明をしました。
5. 心理的安全性を醸成するために必要なこと
また組織のリーダーとして組織の心理的安全性を醸成することの重要性と心理的安全性を醸成するために必要なことを具体的な行動ベースでご説明をさせていただきました。またハラスメントを恐れずに適切なコミュニケーションをどのように取ると良いのかについても簡単に触れさせていただきました。
アンコンシャスバイアスのある発言の多くは悪気があって発されているケースは少ないため、特に重要な判断や意思決定を行う際に気を付けていただきたいという旨を改めてお伝えして、当団体からのご説明は終了となりました。
最後に参加者の皆さんに本日からできそうなことを個人ワークにてアクションベースで振り返り・言語化していただき、閉会とさせていただきました。
参加者の声
当日はさまざまな部署で働かれている管理職の方々にご参加いただき、女性も各チームにお一人ずつ程度いらっしゃり、世代や性別を超えての議論を闊達にしていただきました。
【良かった点(以下、抜粋加工して掲載)】
- 講師の姿勢が押しつけがましくなく、事例もわかりやすかったため理解しやすかった。
- アンコンシャスバイアスを「自分で気づく」ことの大切さを再認識でき、他者から意見を聞く場の必要性にも気づけた。
- 周囲との関わりにおいて、業務視点を持ちながら本人との対話を重視することの重要性を感じた。
- 学びを繰り返し、意識を継続することの必要性を実感し、自らも機会をつくって学びを広げたいという意欲が見られた。
【改善・今後の課題(以下、抜粋加工して掲載)】
- 自社内の具体的な課題と結びつけて学ぶことで、より実践的な理解につながると感じた。
- 今回対象外であった管理職層(特に上位職の男性)にも同様の研修機会が必要。意識の差がある中で、対等に議論できる場づくりが今後の課題だと感じた
ディスカッションを通じて、普段業務の中で感じているもやもやした思いを言葉にしていただくことができ、私たちもとても多くの気づきをいただくことができました。
ありがとうございました!
こちらよりお問い合わせをお待ちしております




