「ジェンダーイコール…


あけましておめでとうございます。
ジェンダーイコール理事長の田渕恵梨子です。

いよいよ2020年。オリンピックイヤーですね。
夏頃の東京は、外国人観光客であふれかえると思います。
せっかくですので、息子たちと一緒にたくさんの外国人と関わって、多様性の感覚をアップデートしたいと思います。
本年もよろしくお願いします。

さて、ジェンダーイコールでは東京都北区のご協力を賜り、「令和元年度北区地域づくり応援団事業」の1つとして、ジェンダーイコールハンドブックを作成しました。
副理事長 篠原くるみがデザインから構成まで全てを監修した魂心の力作です。
理事の大井由美も製作に関わってくれました。イラストは彼女のお手製です。
才能あるメンバーに囲まれて、本当に心強い限りです。

目次はこのようになっています。


「ジェンダーバイアス」とは、男は仕事、女は家庭といった固定観念に代表するような、男女の役割のイメージによる偏見を指します。




2015年9月の国連サミットで採択された国連加盟193か国が2016年から2030年の15年間で達成するために掲げた、持続可能な目標である「SDGs」。
17ある目標の1つに「ジェンダー平等」があります。
ジェンダーの平等を達成し、すべての女性と女児のエンパワーメントを図るという目標です。

12月に、世界経済フォーラムのジェンダー・ギャップ指数2019が発表されました。ジェンダー・ギャップ指数とは、世界の各国の男女間の不均衡を示す指標です。日本は前年の110位から順位を下げて153カ国中121位でした。先進国としては、最下位をずっと更新し続けています。
ここ最近、東京ではあらゆるところで「SDGs」のワードやポスターを目にします。
国を挙げて、SDGsに取り組んでいるにも関わらず、目標の1つである「ジェンダー平等」は全く実現できていません。
それどころか、ジェンダー・ギャップ指数により、国際社会から日本はジェンダー不平等の国であるとレッテルを貼られているのが現状です。

日本のジェンダーギャップがこれほどまでに順位が低い要因の1つとして、間違いなくジェンダーバイアスが挙げられます。
では、我々はいつ、どこで、どのように、ジェンダーバイアスが刷り込まれているのでしょうか?当パンフレットでは、この点について、わかりやすく解説しています。

すでに、お茶の水女子大学のジェンダー研究所や東京家政大学の女性未来研究所の先生方が興味を持ってくださり、早速授業で使っていただいています。

さらに、北区教育委員会のご協力を賜り、北区内公立中学校の全生徒にも配布しました。

当パンフレットは、下記に設置してあります。
遠方のお住まいの方は、お問い合わせフォームからご連絡をいただければ、郵送します。ぜひお手にとってご覧いただけると幸いです。

【北区内設置場所】
・北区男女共同参画活動拠点施設「スペースゆう」
・児童館
・子どもセンター
・図書館
・区民事務所
・文化センター
・育ち愛ほっと館
・NPOボランティアプラザ

【その他】
・東京ウィメンズプラザ
・お茶の水女子大学 ジェンダー研究所
・東京家政大学 女性未来研究所
・他区男女共同参画センター