DAY3 義務教育からジェンダー平等を目指す
2021年8月の夏休み期間に、4人の高校生メンバーが1人ずつ講師になり、全4回に渡って「高校生が伝えたいジェンダーの話」をテーマにしたセミナーを開催します。
義務教育に潜むジェンダー問題
はじめまして。
NPO法人ジェンダーイコール 高校生メンバーの関崎未来(せきざき みく)です。
『女子はネクタイよりリボンの方が似合うわよ。』
私の学校ではジェンダーレス制服が起用されたのにもかかわらず、教師からこのような発言を受けたのです。
思い返してみると、所属していたダンス部は男子生徒の入部を拒否していたことや女子生徒がリーダーに立候補すると「女子なのに」という言葉で褒められたり…
数え切れないほどのジェンダー差別が学校生活において起こっていることに気付きました。
学校は日本の未来を担う存在である学生に成長のきっかけを与える場所だと考えます。
しかし、その学校がジェンダーバイアスを押し付ける場となってしまっているのです。
このままでは日本はいつまで経ってもジェンダー差別が起こり続けるのではないでしょうか?
無意識のうちに子どもの可能性が制約されている
歴代校長が全員男性であれば、無意識のうちに子どもたちは「校長=男性」という意識を持ってしまいます。このような性別で固定された役割を「ジェンダーロール」と言いますが、学校にはさまざまなジェンダーロールが潜んでいるように思います。
例えば、校長=男性というジェンダーロールが生徒たちに刷り込まれてしまった場合、もし将来教職を目指したいと思っている女子生徒は、「自分は女性だから校長にはなれない」という考えが、どこか心の奥底に潜んでしまう可能性があります。
また、子どもの大学進学意欲は、小6では男女差が見られないにも関わらず、中3になると男子が高くなることを知りました。女子よりも男子の方が親の進学期待が高いことが明らかになっているそうです。これは、中学生の間に、男子は大学進学を促されやすく、女子は制限されやすいことを表していることが考えられます。この違いによって、性別によって大学進学意欲に偏りが出ている可能性があるのです。
不要な「性別指標」をなくそう!
先述した通り、学校にはさまざまなジェンダーの固定観念が存在しているのです。
今回、この問題をより具体的にみなさまに知っていただくため、
教育とジェンダーの関係に詳しい、
宮崎公立大学の寺町晋哉准教授をゲストにお招きしてお話しを伺う予定です。
ぜひ多くの方に聞いていただけると幸いです。
みなさまのご参加をお待ちしています!
開催概要
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高校生が伝えたい「ジェンダーの話」
DAY3 義務教育からジェンダー平等を目指す
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■日程:2021年8月18日(水)
■時間:18:00〜19:30
■場所:オンライン(Zoom)
■主催:NPO法人ジェンダーイコール
■講師:NPO法人ジェンダーイコール 関崎 未来(せきざき みく)
■ゲスト:宮崎公立大学 准教授 寺町 晋哉 様
■定員:100名
■対象:不問
■お申し込み:Peatix / Googleフォーム
■参加費:無料
登壇者紹介
メイン講師
関崎 未来 (せきざき みく)
高校3年生/ジェンダーイコール所属
学校生活において、同世代のジェンダー問題に対する当事者意識の低さを痛感する。
日本の未来を担う世代である学生の多くに、ジェンダーに対する興味を持ってもらうために当法人にて活動中。
特別ゲスト
寺町 晋哉(てらまち しんや)
宮崎公立大学 准教授
主な研究テーマはジェンダーと教育、教師教育。
主著に「〈教師の人生〉と向き合うジェンダー教育実践」晃洋書房。
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